
# 112
2012年12月05日

たとえ何処にも
居場所が無かったとしても
確かに私は此処に居る
世界のうねりの中で
それがちっぽけなモノだとしても
深く深く息をしている
時にそれを孤独と感じるだろう
そこに淋しさも増すだろう
足元の雑草を
気にもせず踏み歩んだように
私もまたそうであるように
幾度と忘れ去られようとも
哀しくはない
私の鼓動は世界にひとつ
そしてあなたも
# 111
2012年12月05日

誰かの幸せを願うほど
自分の幸せを望まなくなっていた
そんな風に生きることが
幸せに思えていたのかも知れない
傷付け方は知っているのに
癒す事は何一つ知らぬまま
私は愛を叫んでいた
冷たくなった手を重ねた時
少しずつ蘇る温もりを感じた
あなたの手から私に伝わる
それはとても切ない温度
離れてはいけない
心も想いも身体も全部
傍に
ただ近くに居るだけで
こんなにも熱を帯びてくのだから