
#289
2015年04月28日

触れて居たかった
絶望と言うにはまだ
希望があって
孤独と言うにはまだ
誰かが傍に居てくれた
忘れてはいけないと思った
嘆きと言うにはまだ
思い出も多く
悲劇と言うにはまだ
満たされているのだと思う
それでも
この寂しさを拭う事が出来ず
誰かを何かを
傷付ける事になったとしても
この手を伸ばしてみたかった
光の中に
#287
2015年04月08日

目に観えなくても
触れられるモノはあったのに
目を開いてみれば
触れられないモノばかりで
溢れていた
手に届きそうでも
ずっと見ていただけなのに
本当に手を伸ばせば
それが果てしないと気づいた
哀しいほどに