#218
2014年07月03日

どんなに願っても
洗い流せない穢れが
人にはあって
どんなに祈っても
乾かない傷も
人にはある
濡れた靴のように
不快感を感じながら
時が過ぎるのを待っていた
雨粒に冷えた躰のように
無情な言葉が熱を奪う
いつまでも止まない雨音の中で
たくさんの言葉を遮りながら
私はただ一人
雨雲の切れ間を探していた
Posted by ひでめろ at 00:50│Comments(0)
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