
#148
2013年05月04日

何もかも曖昧なままでも
繋がってさえいれば
大丈夫だと思っていた
誰かの為に生きたり
誰かの事で傷ついたり
それを誰かのせいにしたりして
本当はいつか
言葉が無かったとしても
分かり合えると思ってた
自分の事を騙したり
自分の為に偽ってくれたり
それが優しさなんだと思ったりして
どんな時でもあなたは
僕の傍に居てくれるから
あなたの為に何か出来ること
探そうとするけど
この手の中に胸の中に
無力さが溢れて
ただ暗闇の中で彷徨うように
居場所を探していたよ
これからもあなたの傍で
幾つもの季節が流れて
たとえ傷付けても守れる何かを
あなたの為に見つけられたら
#147
2013年05月04日

光りが闇を消すように
波が砂を浚うように
風が馨を払うように
時がいつか
私の痕跡を奪って行くでしょう
その日まで
私は私を成してゆこう
失われた情景を誰かに
思い出してもらえるくらいに