
# 089
2012年09月05日

私が堕ちると
あなたも堕ちる
それは
逃げこむ様に沈む太陽のように
私は見て居たかった
触れて居たかった
感じて居たかった
ただそこに在るだけの光
だが決して消えない光
追いかけることが出来ないで居る私
昇ってくるのを待つだけの私
嘆くだけの私
癒しを求めるだけの私
ただ今は見て居たかった
感じて居たかった
無条件に降り注ぐ陽射しの様に
こんな私でも
照らしてくれたから
# 088
2012年09月05日

誰かを傷付けたのなら
きっと胸が痛むはず
誰かに傷を受けたのなら
ずっと胸が痛むはず
悲しい想いが世界を巡り
やがて信じれるものを失くしたなら
いつか僕らは笑い方を忘れるでしょう
美しく広がる世の中で
醜く蔓延る暗闇で
今日も埋め尽くせぬ切なさと
明日も言葉にならぬ憤りを
持て余す心の行く先は
純粋すぎて穢れてく
誰もがみんな臆病で
誰もがみんな淋しがり
それでも生きてくんだ僕たちは
消えない痛み背負いながら
一瞬の喜びに涙する
そんな世界で