
真夜中の手紙 # 032
2012年04月14日
愛することよりも
愛せなくなること
傷つくよりも
傷つけてしまうこと
覚えていくよりも
忘れ去ってしまうこと
癒されるよりも
慣れてしまうこと
新しい自分を探すより前に
過去の自分を失ってしまうことに
何より畏れていたんだ
真夜中の手紙 # 031
2012年04月10日
私は雲になりたかった
どんな雲よりも高く
それは
自由だからとか
気ままだからとかじゃなく
ただ
私が雲であったのなら
どんなに流されようとも
冷たい雨がこの身を射つ事は
永遠にありはしないと
思えたからだ