#246

ひでめろ

2014年11月16日 01:40











あなたには

笑って居て欲しいのに

僕は泣いてしまいそうになる

その笑顔は

本当じゃないから


誰も傷付けないなんて

魔法のような言葉はなくても

きっと伝わると思っていた


なにもかもを

捨て去っていくことが

心を軽くしていくはずだったのに

一つずつ失ってゆくたびに

深いどこかへ沈んでいくような


戻る事のない季節をまた

新しい季節が追いかけてくる

そこにはあなたが居なくても


小さな陽だまりの中

置いた手に感じる温もりを

いつか思い出す日が来たら


今は凍えそうな夜も

冷え切った感情も

優しく溶かしてゆくはずだから


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