# 111

ひでめろ

2012年12月05日 01:47










誰かの幸せを願うほど

自分の幸せを望まなくなっていた

そんな風に生きることが

幸せに思えていたのかも知れない

傷付け方は知っているのに

癒す事は何一つ知らぬまま

私は愛を叫んでいた

冷たくなった手を重ねた時

少しずつ蘇る温もりを感じた

あなたの手から私に伝わる

それはとても切ない温度

離れてはいけない

心も想いも身体も全部

傍に

ただ近くに居るだけで

こんなにも熱を帯びてくのだから



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