真夜中の手紙 # 031

ひでめろ

2012年04月10日 01:14








私は雲になりたかった

どんな雲よりも高く

それは

自由だからとか

気ままだからとかじゃなく

ただ

私が雲であったのなら

どんなに流されようとも

冷たい雨がこの身を射つ事は

永遠にありはしないと

思えたからだ